ジャックオーランタン100個見つけるまで帰れま10

matsuzawa

  • 2017/11/08

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どうもこんにちは。観光会社「別視点」の松澤です。

くら寿司のハロウィン限定皿と睨みあいをしております。

 

ハロウィンといえば、パッと思い浮かぶのがジャックオーランタン。不敵な笑みを浮かべるカボチャの提灯だ。

天国にも地獄にも行けず闇をさまよう男。哀れな姿に同情した悪魔が持たせてあげたのが、ジャックオーランタンだったと言われる。

 

年々盛りあがりを加速させている日本のハロウィン。

10月31日ハロウィン当日、町なかにどれだけのジャックオーランタンが存在するのか調査することにした。

 

 

 

 

ただ見てまわっても退屈なので、以下の条件を付け加える。

 

・この日、ジャックオーランタンを100個見つけるまで帰らない

・本物のカボチャで作られたものに限る

プラスチック製などのニセモノは数に含めず。

いつから作りはじめたのか、どれぐらい時間がかかったのか。

カボチャで手作りジャックオーランタンの製作者たちから話しを聞き、それぞれの作品を見比べることで、ハロウィンが日本にどう根付いてるのか見つめてみようという企画である。

 

 

 

 

スタートはハロウィン当日の朝10時。

別視点のオフィスがある東京・日本橋の人形町駅から。

 

 

 

 

いちおうHAPPYハロウィンの旗は掲げられているものの、派手に装飾してるお店はない。

飲食店にしても老舗が多く、ビジネスマンが中心の町なのでそれほどハロウィンに力を入れていないようだ。

 

 

 

 

漬け物屋の商品POPの裏側にひっそりカボチャが隠れていた。

 

 

 

テーマパーク「東京ドームシティ」に何個あるか?

 

 

手作りジャックオランタン100個の目標はかなり高い。

1つのスポットで複数個見つかる、そんな可能性がある場所を巡る必要がある。

 

ハロウィンを頑張ってるスポットと言えば、まず想像されるのがテーマパークだ。

そもそも日本にハロウィンを定着させようと頑張ってるのはディズニーランドだともいわれる。

人出の多い夏からクリスマスで賑わう冬にかけての秋のあいだ。いまいち客足の伸びない9月10月を盛りあげる材料に選ばれたのがハロウィンだとか。

 

とはいえ、ディズニーランドのオブジェをがんがんネットにアップするのは危ない気がするので、さくっと足を伸ばせる東京ドームシティにやってきた。

言わずとしれた東京ドーム、都内最大級の温浴施設スパラクーア、そして入場無料の遊園地の東京ドームシティアトラクションズがあるスポットだ。

 

 

 

 

公式サイトによればハッピーハロウィン期間で、各所ハロウィン装飾がされているそうだ。

 

 

 

 

 

ハロウィン装飾もされてるし、スタッフさんも仮装をしている。

だが早くも気持ちはクリスマスへとシフトチェンジしているようで、飾りつけもクリスマス風、ツリーの準備も出来ていた。テーマパークにとって、まだまだクリスマスのほうが稼ぎ頭ということだろう。

今年の10月31日は平日だ。28・29日に土日が終わったので、すでにハロウィンがひと段落した気配がある。

 

 

 

 

アトラクションズに本物のカボチャを使ったジャックオランタンは無かった。

なにも収穫のないままテーマパークを後にするのも切ないので、世にも珍しい「カラオケ観覧車」に乗ることにした。

ゴンドラ内にプチカラオケが搭載されている、画期的な観覧車。5台に1台がカラオケ観覧車になっている。

地上数十mの上空からハロウィンソングでも歌ってみようという魂胆だ。

 

 

 

 

乗ってみたら案外登録された曲数が限られている。

「恋」「サイレントマジョリティー」など最近の人気曲が数十曲入ってるが、ハロウィン関連ソングはノミネートされていない。

仕方がないので中島みゆきの「糸」を歌った。縦の糸はかぼちゃ、横の糸はわたし。

 

 

 

 

諦めきれず、東京ドームシティの受付のお姉さんに「どこかにジャックオーランタンはありませんか?」と尋ねたところ「本物のカボチャかどうかは分からないけど、宇宙ミュージアムTENQとボーリング場内にあったはず」との回答。

どちらも同じ黄色いビルに入っている。

 

ボーリングのピンをドラキュラにするほど気合の入ったハロウィン仕様。

これは1つ目のジャックオーランタン発見の期待が高まる。

 

 

 

 

願掛けの意味もこめて、ジャックオーランタンの顔ハメで記念撮影。

 

 

 

 

 

 

だが、TENQのロビーに積まれていたのは本物のカボチャではなかった。

ある程度の期間置き続けるので、生ものを使うのは難しいのかもしれない。

 

 

 

 

階を移動してボーリング場。

ボールに紛れて置かれているのは、こちらも本物のカボチャではない。

 

 

 

 

 

残念ながらジャックオーランタン発見ならず。

気分だけでもハロウィンで盛り上がろうと、カメラマンと2人でカボチャっぽい玉でボーリング対決することにした。オレンジは14ポンド。こんなに重たい球でボーリングしたことない。

 

 

 

 

プレイヤー名はジャックとオランタン。

平日の真っ昼間。ほかに客がいない状況で、ハロウィン楽しむ気マンマンの登録カードを渡すのは恥ずかしい。

 

 

 

 

 

慣れない14ポンドにスコアは100も届かず。

 

 

 

 

 

インターナショナルな街!「六本木ヒルズ」には何個あるのか?

 

 

出だし0個に焦りを感じつつ、次に向かったのは六本木。

「多国籍な人々が集うこの街なら、ハロウィンを盛大に楽しんでいるのではなかろうか」という仮説を確かめに来た。

 

 

 

 

ぐるぐる巡り歩くも、他の街とそれほど変わらない装飾具合。

飲食店が店先にオレンジ色のリーフをつけていたり、カボチャやコウモリのシールを貼っているのが関の山で、既製品のジャックオーランタンですら飾っているところは数えるほど。

メディアに出てくるハロウィンの光景は、気合がはいった仮装の群衆ばかりなので、日本でも相当盛り上がっているように思っていたが、案外「一応それっぽいの飾っとこう」ぐらいの温度感のお店がほとんどのようだ。

 

 

 

 

Twitterで協力を呼びかけていたら「六本木ヒルズにジャックオーランタンのピラミッドがありますよ!」との情報が舞い込んできた。

 

 

 

 

さっそく現場に向かう。

 

あった、あった!ピラミッドだ!4段重ねで10個はあるぞ!

 

 

 

 

……ニセモノのカボチャであった。

 

よく出来た質感なので、さっと通りすぎたら本物に見間違えてもおかしくないクオリティー。

 

 

 

 

「一気に10個見つかっちゃうかも!」と期待してた分だけ落胆も激しい。

 

 

 

 

 

 

ハロウィン限定のフォトスポットもあるが、もちろん本物のカボチャではない。

 

 

 

 

向かいのアパレルショップのディスプレイに本物のカボチャが置かれていた。

スタートから2時間半近く経過して、はじめて目にする本物のカボチャでテンションがあがったが、顔が彫られてないのでジャックオーランタン換算は出来ない。

 

 

 

 

お昼を過ぎたので六本木ヒルズでランチ。

せっかくだからハロウィン限定メニューがあるところを選ぶも…

 

 

 

 

すでに限定メニューは終わっていた。

31日より前に土日がある場合、そこでハロウィン気分は終了してしまうのかもしれない。

 

 

 

 

「ハロウィンin多摩センター」の名残りに全てをかける!

 

 

六本木の探索を終えた時点で、時間は14時。

なんと4時間経過して、いまだジャックオーランタン発見数は0個である。

100個どころの騒ぎではない。こんなに見つからないとは完全に想定外だ。

 

しかし、まだ望みはある。

「ハロウィン in 多摩センター」だ。

例年、街ぐるみでハロウィンを盛りあげてる多摩センター駅は仮装コンテストに仮装パレード、パーティー列車も走らせている。

 

なかでも注目したいのは「ランタンナイト」。

手作りのジャックオーランタンに光を灯すイベントで、昨年の様子を写真で見たら、ざっと200~300個は並んでいた。

こちらは28日の土曜夜におこなったイベントでもう終了している。とはいえまだ31日、ハロウィン真っただ中。

いくつかジャックオーランタンを残して、飾っているのではないかという読みだ。

 

 

 

 

というわけで、六本木から1時間かけて多摩センター駅にやってきた。

もし残っていれば一撃で100個見つかる可能性があるし、逆にここで見つからなければこの挑戦、達成が難しくなる。

 

 

 

 

 

 

すべて撤去されていた。

 

なんならクリスマスイルミネーションの下ごしらえが始まっていた。

ハロウィンですら力をいれるスポットは、クリスマスにはより力をいれる。

そういうところはハロウィンの終了を待たず、被せ気味にクリスマスへ全力ダッシュするようだ。

 

 

 

 

念のため、事務局に問い合わせてみるも「イベントがすぐ終わったら処理してしまうので、もう飾ってないんですよ~」とのこと。

なんというスピード感。

 

 

 

 

多摩センターにはサンリオピューロランドもあるので、確認しに行ったがジャックオーランタンは見つからず。

 

時間は17時を回っている。がぜん厳しい状況になった。

 

 

 

 

花屋さんで最初の1個を見つけた!

 

 

「花屋さんはどうだろう。カボチャを売ってるかも」と思い立ち、多摩センター駅ビルの花屋を訪ねたところ、あった!

とうとう1つ目のカボチャのジャックオーランタンを見つけた。

彫られた顔ではなく、シールを貼りつけただけの簡易版だが、これはこれでやり方。1つとカウントする。

 

 

 

 

本来3000円で売られていたデッかいカボチャが1200円に割引されていた。

スタッフさんいわく「このサイズはここ数週間で5~6個売れた。もっと小さいのは20~30個売れてますよ」とのこと。外国の方が買って、自宅で作るパターンが多いそうだ。

 

 

 

 

もしかしたら、手作りカボチャは商業施設よりも個人宅の中に飾られているものなのかもしれない。

このまま探していても、埒が明かない。焦りを抱いた私はカボチャを購入し、みずからジャックオーランタンを生み出すことにした。

 

 

 

 

一縷の望みをかけて、もっともハロウィンで賑わう街、渋谷へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

早く彫らねば。

 

 

 

 

 

 

彫ろう。

 

早く。

 

道具が必要だ。

 

 

 

 

 

 

彫刻刀にしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

刃先が肉にすっと入る。

 

目を、口を、作りだせ。

 

 

 

 

 

 

出来た。

 

これで2個目だ。

 

 

 

 

時間は20時。センター街全体が満員電車のような混雑具合。

 

 

 

 

 

 

動くのもやっとの渋谷をデカいカボチャを抱え、うろつく。

 

 

 

 

どなたかジャックオーランタンを知りませんか。

 

 

 

 

ジャックオーランタンはどこですか?

 

 

 

 

ここにもない。

 

 

 

 

ジャックオーランタンを見ませんでしたか。

 

 

 

 

もうダメだ、ジャックオーランタンなんてどこにもないんだ……

 

 

 

 

「おい」

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

「望みをかなえてやろう」

 

 

 

 

ほんとうですか?

 

 

 

 

「ここだ」

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

「ここだ」

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

 

あああああああああ!!!!!!ジャックオーランタンだ!!!!!

 

ネジが目、汚れが口になっている!

 

 

 

 

ここにも!

 

 

 

 

ここにも!!

 

 

 

 

こんなところにも!!!

 

ジャックオーランタンの顔が隠れていた。

 

 

 

 

町なかはジャックオーランタンで溢れていたんだ!!!

 

 

 

 

吸い殻も!

 

 

 

 

ヒビも!!

 

 

 

 

光も!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある!あるぞ!!

 

笑ってるジャックオーランタン、無表情のジャックオーランタン。

 

いろんなジャックオーランタンが町中に呼んでいる。

 

 

 

 

お茶を飲もう。

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いるよ。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

もっといないか、もっといないか。

 

 

 

 

「上を見ろ」

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

いる。

 

 

 

 

 

上にもいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャックオーランタン。いる。

 

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

こんなとこにも。

 

 

 

ここにも。

 

 

 

 

 

ここにも。

 

 

 

 

ひとやすみ。ピザ食べよう。

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

あ。

 

 

 

 

ここにも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いた。

ハロウィンもうおわり。かえろ。

 

 

 

 

 

ハッピーハロウィン

 

 

 

◎文:観光会社「別視点」の松澤茂信
◎東京別視点ガイド(@another_tokyo)
http://www.another-tokyo.com/

 

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